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日曜日に、丹波で行われたホースマンシップ講習会に半日だけ参加してきました。
ホースマンシップとは、馬同士が行っていることを人間がまねることで、尊敬と信頼を得ようとする方法ということです。
ふだん、乗馬クラブでは調教された馬ばかり乗っていて、これが当然だと思ってしまっていますが、実は調教するのは大変なこと。
以前日記にも書きましたが、広い庭をもつ知人が、馬にほとんど触れたことがないにもかかわらず、しかも調教されていない馬を購入しました。これをなんとか乗れるようにと思い、やれることをやってみようと試みました。
道産子の一歳馬で、意外に簡単に、パッドやゼッケンを乗せさせてくれたので鞍も大丈夫だろうと鞍も乗せてみる。
これも大丈夫だったので、人も乗れるだろうとちょっと乗ってみた。多少振り落とそうという動きはあったもののじいっと乗っていると次第にあきらめたように見えました。
初日なのでこのあたりでやめておこうと降りた途端、後ろ脚で右胸めがけてキックされる。息ができなくなり、一か月間、肋骨にヒビが入るという痛い経験と、調教はじっくり行うべきだという教訓を得ました。初日で鞍乗せは自殺行為だと後から聞かされる。
そういうことがあったので、これから自分で調教する機会があるのかはともかく、こういった講習会はめずらしいのでぜひ、参加しておこうと思ったのです。
丹波の馬のいる家にいってびっくり。こちらも道産子で二頭が、普通の家の庭にいる。こんな狭いところで飼えるのかと驚きました。馬にとっては狭そうでしたが、飼おうと思えば一般の庭でも飼えるということです。
少し離れた広場で講習会が行われました。ロープはスティックを用いていくつかの方法を見せていただきましたが、細かい内容は一般の人にとってはあまり関心がないでしょうから省きます。
写真は講習会の様子。馬はうららちゃん。

ポイントは、とにかく人間が馬のリーダーになること。
はじめにも述べたように、尊敬と信頼を得なければ馬はスムーズに動いてくれない。馬は人間よりはるかに馬力があるわけですから、力ではかなわない。乗馬でも力のない女性や子どものほうが上手に乗っていたりします。それは力に頼るには限界があるので、力を使わずに馬の習性に合わせるほうがずっと賢いやり方だからです。ただ、これがなかなか難しい。
だからといって、馬に力がないと思わせてはいけない。インストラクターの方も小柄な女性でしたが、少しの刺激を与え、それでも利かなければもう少し強い刺激を与えていくというようにすることで、この人は力があると思わせなくてはならない。
最初から全力投球で言うことを聞かせようとすると、それ以上は力が出ないわけですから、馬もそんなものかと舐めてかかる。
リーダーになるために必要なのが、プレッシャーとリリース。
馬にバックさせようと思うなら、まずバックしろと思うこと。思うことが最初のプレッシャー。それから徐々に鼻先のリードに刺激を与えていく。鼻先にどんどん刺激を近づけていき、バックしたらプレッシャーから解放させる。この開放がリリース。
馬が下がらないからと言って、人間の側が焦れて馬のほうに寄っていくのはNG。ここは人間の陣地だから馬は下がれと示すのが目的なので、人間が馬の陣地に入っていっては命令を聞かせることにならない。
参加者は20名弱だったので、すべての人が馬と練習できる余裕はなかったので、二人一組になって片方が人間役、片方は馬役になって練習しました。私の相方は連れて行ったヤギのうしお。当然、うしおを馬役に。
しかし、突然ロープをぴしぴし当てられ、なんのこっちゃと逃げていきました。まあ、バック(下がれ)はすでにできるので調教する必要はないのですが。
講習は午前で抜け、午後からは会場から近いいつもの乗馬クラブで馬に乗る。
やはり、乗馬クラブの馬は乗りやすい。自分の技術云々以前に馬の聞き分けがいいのだということをあらためて感じさえられます。
まったくもって馬に感謝。
ちなみに講習会の会場に開始より早く着きそうだったので、近場の琴滝に行ってきました。
日本滝百選の一つでありながら、前回行った際は農繁期で水が止められていました。滝から帰る人が「しょんべんみたいな水しか流れてへんで。」と言われ、実際にそうだったので、憤慨して帰ってきました。水を調整できる滝は人工滝だろうと。
しかし、今回は水量は多くはないもののしっかり流れておりました。朝早かったので誰もおらず、ヤギもタキを堪能することができました。


椿を食べる
ちなみに今日、大学へ出張買取に行った際、ヤギの本が一冊ありました。ヤギの本は相当数本を扱っておりますが、はじめての仕入れになります。ヤギ本は数が少ないので持っている人がそもそも少ない。
馬や山羊の本、大歓迎です。